楽しく中堅看護師やってます。ちゃいです
この記事では「行動が続きやすくなる『強化』の仕組み」について紹介していきます
この記事を読むことで、私たちの行動が続いたり増えたりするときの「強化」の仕組みに気づくきっかけになります

わかりやすく解説していくよ!!
強化とは?⇒結果によって行動が続きやすくなる仕組み

行動した結果によって、その行動が続き(増え)やすくなることを「強化」といいます
私たちの行動は、行動したすぐ後の結果で、その後の続きやすさが決まります
私たちが何か行動をするときには、いつも必ず、行動の結果として「環境の変化」がついてきます
この「結果=環境の変化」によって、その行動が続い(増え)たり、減ったりしやすくなります
例えば、「挨拶する」という行動について考えてみます
| 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|
| Aさんに挨拶する | Aさんの笑顔あり😊 |

挨拶するという「行動」をしたら、笑顔という「結果」になったよ!
Aさんの笑顔が私にとって“メリット”であれば、Aさんに挨拶する行動が増えやすくなります
行動が続く(増える)ときのパターンについて、一緒に考えていきます
行動が続く(増える)ときの2つのパターン

行動が続く(増える)には、2つのパターンがあります
- メリットがあって、行動が続く・増える(正の強化)
- デメリットが減って、行動が続く・増える(負の強化)
こんな感じです
それぞれについて一緒に考えていきます
①メリットがあって行動が続く!⇒「正の強化」パターン

私たちの行動が、“メリット”が出現する・増えることによって強化されるパターンです
例えば、看護師が日々行う「報告する」という行動について、ABCモデルを使って考えてみます
| きっかけ(A) | 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|---|
| B先輩がいる (褒め言葉なし=メリットなし) | B先輩に報告する | B先輩「いい気づきだね」👍 (褒め言葉あり=メリット⬆️) |

「報告する」という行動によって、B先輩の褒め言葉が出てきたよ!
B先輩の褒め言葉(評価)が私にとって“メリット”であれば、B先輩に報告する行動が増えやすくなります
私たちが行動した結果、それまでになかった“メリット”が出現したり、“メリット”が増えることによって、行動は続き(増え)やすくなります

行動したら“メリット”があることがポイントだよ!
“メリット”になりやすいこととは?
私たちの行動に影響する“メリット”になりやすいことには2種類あります
- 本能的なこと:食べ物、水など
- 学習で身につくこと:お金、注目、賞賛など
こんな感じです
余談ですが、正の強化の「正の」とは、行動の前後でそれまでになかった刺激が「出現する」という意味です
②デメリットが減って行動が続く!⇒「負の強化」パターン

もともとあった“デメリット”が、行動の結果なくなる・弱まることによって、私たちの行動が強化されるパターンです
例えば、看護師が日々行う「相談する」という行動について、ABCモデルを使って考えてみます
| きっかけ(A) | 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|---|
| C先輩がいる (不安あり=デメリット) | C先輩に相談する | C先輩「適切な判断だね」 (不安弱まる=デメリット⬇️) |

「相談する」という行動によって、もともとあった不安が弱まっているよ!
もともとあった不安が私にとって“デメリット”であれば、C先輩に相談する行動が増えやすくなります
私たちが行動した結果、もともとあった“デメリット”がなくなったり、弱まったりすることによっても、行動は続き(増え)やすくなります
余談ですが、負の強化の「負の」とは、行動の前後でそれまでにあった刺激が「消去する」という意味で、悪い意味ではありません

行動したらもともとあった“デメリット”が減ることがポイントだよ!
メリットはいつもメリットになるとは限らない

強化につながる“メリット”“デメリット”は、人によって、状況によっても変わります
人によって“メリット”は違う
例えば、私にとって「B先輩の褒め言葉」が“メリット”だとしても、無関係の人にとっては「B先輩の褒め言葉」は“メリット”にならないですよね
また、例えば「患者さんとお話する時間」は私にとっては“メリット”になりますが、コミュニケーションが苦手な看護師にとっては“むしろ“デメリット”になるかもしれません

“メリット”“デメリット”になることは人によって違うよ!
状況によっても“メリット”は違う
例えば、急変対応でバタバタして忙しいときに、「Bさんの褒め言葉」のために、「Bさんに報告する」ことはしないですよね
また、例えば、たくさんの人前にいるという状況であれば、「Bさんの褒め言葉」は、「注目されて恥ずかしい」と“デメリット”になるかもしれません

“メリット”“デメリット”になることは状況によっても違うよ!
行動を増やしたいときはどうするの?⇒強化の仕組みを活用しよう

増やしたい「行動」をしたすぐ後の「結果」をみることが大切です
強化の仕組みを作る流れは
- きっかけ(A)→行動(B)→結果(C)にわけてみる
- 行動する前の状況から、行動した結果、何が起きているか(環境の変化)をみる
- 結果は“メリット”になっているかを考える
- 結果が“メリット”になるように変えてみる
- “メリット”はいつでも行動のすぐ後に
こんな感じです
例えば、「勉強する」という行動を増やしたいとします
まずは現状をABCモデルを使って整理してみると
| きっかけ(A) | 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|---|
| 疲労感なし | 勉強する | 疲労感あり (デメリット⬆️) |

「勉強する」という行動によって疲労感というデメリットが出てきたよ!
このように“デメリット”が多く“メリット”がない状況のままで、その行動を増やすのは難しいです
作戦A:ご褒美作戦
それでは、「勉強する」という行動を増やす作戦について考えてみます
| きっかけ(A) | 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|---|
| 疲労感なし クッキーなし | 勉強する | 疲労感あり クッキーあり🍪 (メリット⬆️) |

「勉強する」という行動によって、疲労感は出てきたけど、クッキーというメリットが出てきたよ!
行動のすぐ後にご褒美を用意するというシンプルな作戦です
「ご褒美ならやったことあるよ」と思ったかもしれませんが、ポイントは「いつでも行動のすぐ後に」用意することです
私たちはつい「あとでやろう」と後回しにしがちですが、「行動の直後」だからこそ効果的なのです
作戦B:スモールステップ作戦
「勉強する」という行動を増やす作戦について、もうひとつ考えてみます
目標(ゴール)を「1ページだけ勉強すること」にします
| きっかけ(A) | 行動(B) | 結果(C) |
|---|---|---|
| 疲労感なし 達成感なし | 1ページ勉強する | 疲労感少しあり 達成感あり💮 (メリット⬆️) |

「1ページ勉強する」という行動によって、少しの疲労感は出てきたけど、達成感というメリットが出てきたよ!
目標をできるだけ小さくすることで、「できた!」という達成感を感じやすくする作戦です
メリットはいくつあってもいいので、「Aご褒美+Bスモールステップ」作戦でも効果的です
実際にやってみて修正していく

いろんな作戦を試してみて、実際どうだったか?を考えてみることも大切です
- この仕組みだと続きやすい、うまくいきやすい、やりやすい
- この仕組みだと続きにくい、うまくいきにくい、やりにくい
このように、実際にやってみるといろんなことに気づくと思います
実際やって気づいたことを活かしながら、仕組みを修正していきます
自分にとってどんな仕組みがうまくいくか?は、実際にいろいろ試してみないとわからないので、うまくいかなくても実験だと思って試してみるのがいいと思います
まとめ:強化に気づいてみよう!!

ここまで読んでいただきありがとうございます!!
私たちの行動は、行動したすぐ後の結果(環境の変化)で、その後の続きやすさが決まります
行動した結果によって、その行動が続き(増え)やすくなることを「強化」といいます
行動が続く(増える)パターンには、“メリット”が出現する・増えることで強化されるパターンと、“デメリット”が行動の結果なくなる・弱まることで強化されるパターンがあります
強化の仕組みに気づくことで、私たちの行動が続く・増える理由がわかりやすくなります
これからも、役に立つ行動分析の活用について紹介していきます!!

よろしくお願いいたします!!

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