この記事では、自分を責めるのをやめたいときに、個人攻撃の罠から抜け出す方法について
- 自分を責めるのをやめたいけど、どうしたらいいの?
- 「自分を変えなきゃ」と思うのに、うまくいかない…
という疑問について解説していきます
まず結論から言うと、個人攻撃の罠から抜け出すには、まわりの環境や行動を変えてみるのがおすすめです
私たちの行動は、性格や能力だけでなく、まわりの環境の影響を受けやすいです

自分の性格を変えるより、環境や行動を変えるほうが解決しやすいよ!
個人攻撃の罠から抜け出すポイントはこの2つです
私は転職して職場環境が変わったことで、楽しく働けるようになりました
うまくいかないときは、自分を責める前に「環境や行動を変えられないかな?」と考えてみましょう
このあたりをふまえて、この記事では個人攻撃の罠から抜け出す方法について解説していきます
- 3回転職している看護師
- 今はメンタルクリニック勤務
- 転職したから楽しく続けられている
自分を責めるのをやめたいときのポイント2つ

個人攻撃の罠から抜け出すポイントはこの2つです
それぞれ一緒にみていきましょう
その①:行動した結果によって「続きやすさ」が変わる
行動したあとの結果によって、その行動の「続きやすさ」が変わります
私たちは「性格や能力という原因があって行動が起こる」と考えがちですが、「行動した結果に起こる環境の変化」によって、行動が続きやすくなったり、続きにくくなったりします

「なぜその行動をするのか」は、その人の内面だけでは説明できないんだよ!

たとえば、「猫をなでる」という行動についてみていきます
- 猫をなでると、甘えてくる ⇨猫をなでる行動は続きやすい
- 猫をなでると、引っかかれる ⇨猫をなでる行動は続きにくい
こんな感じです(私は猫が好きなのですが、苦手な方には伝わらないかもしれません)
つまり、状況や環境が変わると、同じ人でも行動が変わることがあります
その②:うまくいかないときは、環境や行動を変えてみる
うまくいかないときは、環境や行動のほうを変えてみるのがおすすめです
「環境との相性」や「行動のやり方」が原因だと考えると、解決策が見つけやすくなります
「個人攻撃の罠」と「環境の調整」では、こんな違いが出ます

シンプルに考えると、私たちがやることはこの2つだけです
- うまくいっていること ⇨そのまま続ける
- うまくいっていないこと ⇨環境や行動を変えてみる
たとえば点滴が落ちないとき、「私が下手だから」と自分を責めても解決しませんよね
点滴バッグからクレンメ、ルート、刺入部まで順番に確認していくと思います
点滴をいれる場所や時間帯を工夫することもできますね
これと同じで、うまくいかないときは、まず「環境や行動で変えられるところはないかな?」と確かめてみましょう

「性格を変えなきゃ」と無理するより、現実的に問題が解決しやすいよ!
例①:忘れっぽくて業務が抜けてしまう⇨仕組みを変えて忘れにくくする
業務を忘れてしまうという困りごとも、原因を環境から探すと、できる工夫が見えてきます
それぞれ一緒にみていきましょう
業務を忘れる原因を仕組み・やり方から探してみる
業務を忘れる原因を「その人」ではなく「仕組み・やり方」から探してみましょう
環境の中に原因が見つかると、変えられるところを考えやすくなります
個人攻撃の罠の記事では、Aさんが「よく業務を忘れる」という困りごとについて考えました
問題の原因を「能力ややる気」に探すと、解決策が見えなくなるとお話ししましたが、つぎはAさんのまわりの環境に注目してみます
Aさんが業務を忘れるのは…
- 業務がよく中断されるから?
- 業務が多すぎるから?
- 指示がわかりにくいから?
- 業務の抜け漏れを確認する仕組みがないから?
もし作業途中でナースコール対応をしたら、やりかけの業務が頭から抜けやすいですよね
こんな風に、「仕組みとかやり方のせいじゃないかな?」と考えてみると、変えられることが見えてきます
「個人攻撃の罠ってなに?」と感じている方は、こちらの記事をご覧ください▼

業務を忘れにくい環境を整えてみる
原因が見つかったら、それに合わせて、忘れにくい環境を整えていきましょう
環境を工夫すると、Aさんを責めるよりずっと解決に近づきやすくなります
Aさんの場合はこんな工夫が考えられます
| Aさんができる工夫 | まわりの人ができる工夫 |
| ・ナースコールや電話から離れた場所で記録する ・チェックリストをつくって抜け漏れを確認する | ・業務量を減らしたり、協力して早く終わらせる ・指示を短く具体的に伝える |
その人を責めるより、環境を変えるほうが、無理なく困りごとを解決しやすいです
例②:報告が苦手で後回しにしてしまう⇨報告しやすい環境をつくる
報告を後回しにしてしまうときも、環境に目を向けると、報告しやすくなる工夫が見えてきます
それぞれ一緒にみていきましょう
「後回し」は性格ではなく結果の影響かもしれない
報告を後回しにしてしまうのは、性格ではなく、報告したあとの結果が影響しているのかもしれません
行動した直後にデメリットがあると、その行動は続きにくくなります

たとえば、「報告するのが怖くて後回しにしてしまう」というBさんの行動です
- 先輩に報告すると、評価される ⇨報告する行動は続きやすい
- 先輩に報告すると、詰められる ⇨報告する行動は続きにくい
このように、問題の原因を環境から考えると、自分を責めても解決にはつながりにくいことが見えてきます

「報告が苦手な性格だから」じゃなくて、「報告したときに詰められたから」だったりするよ!
報告しやすい環境を整えてみる
報告しにくいときは、自分を責めるより、報告しやすい環境を整えてみましょう
先輩の対応をすぐに変えるのはむずかしくても、伝え方やタイミングは工夫できます
報告したあとに「伝えてよかった」と思えることが増えると、報告しやすくなっていきます
Bさんの場合は、こんな工夫が考えられます
| Bさんができる工夫 | まわりの人ができる工夫 |
| ・伝えることを先に箇条書きでメモしておく ・先輩が作業をしていないときに声をかける ・あらかじめ「報告したい時間」を伝えておく | ・報告を受けたら、まず「ありがとう」と伝える ・性格や能力について否定しない ・報告しやすいタイミングを決めておく |
性格を変えようとしなくても、環境を整えることで解決しやすくなるかもしれません

自分を責めるよりも、できる工夫を探してみるのがおすすめだよ!
環境を変える方法には、自分だけでできる工夫のほかにも、上司に相談したり、働く場所を変えたり、いろんな選択肢があります
「転職って逃げじゃない?」と感じている方は、こちらの記事をご覧ください▼

まとめ:自分を責めるより、環境に注目してみよう!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
個人攻撃の罠から抜け出すには、自分を責めるより、まわりの環境に注目してみましょう
行動は、そのあとに起きることやまわりの環境によって、続きやすくなったり続きにくくなったりします
「業務を忘れる」「報告を後回しにする」という困りごとも、本人を責めるより環境を整えるほうが、できることが見えてきましたよね
うまくいかないときは「自分が悪い」と決めつけず、変えられる環境がないか探してみましょう
行動の流れを整理するABCモデルについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください▼




コメント