ABCモデルってなに?看護師の現場で使える行動分析の基本を解説!

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楽しく中堅看護師やってます。ちゃいです

この記事では「ABCモデルってなに?看護師の現場で使える行動分析の基本」について紹介していきます

この記事を読むことで、私たちの行動の理由を「きっかけ・行動・結果」の3つにわけて理解するきっかけになります

ちゃい
ちゃい

難しそうに聞こえるかもしれないけど、看護師あるあるな場面で説明するからすぐわかるよ!

ABCモデルとは?⇒行動の「理由」を見つける3つの枠組み

「なぜこの行動をするのか」は、3つの枠組みに分けると見えやすくなります

行動の流れを整理するために、行動の「前」と「後」をセットで考えるのが、ABCモデルのポイントです

▲ABCモデルの全体像(きっかけ→行動→結果)

看護師の毎日の場面も、このモデルに当てはまると行動の理由がみえてきます

A・B・Cをそれぞれ見てみよう

きっかけ(A)とは?

私たちが行動する「直前」の「状況・環境」のことです

「○○のとき」という形で表されることが多いです

場所・人・時間帯・思考・気持ちなどの状況が、行動につながるきっかけ(A)にあたります

(例)ナースステーションにいるとき、苦手な先輩がいるとき、夜勤明けのとき、疲れているとき

行動(B)とは?

私たちが実際にとる具体的な行動のことです

「○○する」という形で表されることが多いです

「話さない」など「○○しない」は行動には含まれません。

「イライラする」など気持ちは、行動(B)ではなくきっかけ(A)にあたります

(例)報告する、我慢する、相談する、考える

結果(C)とは?

行動した「直後」に起きる「環境の変化」のことです。

「○○になった」という形で表されることが多いです

この結果が「メリット」になると行動は増えやすく、「デメリット」になると減りやすくなります

行動の続きやすさを決める、一番大事なポイントです

(例)褒められた、怒られた、不安が減った、相手が笑顔になった

看護師の仕事でABCモデルを使ってみる

日常のひとコマをABCに分けると、行動の理由が見えやすくなります

例①:先輩に報告する場面 

例えば、苦手な先輩に報告すると、詰められたとします

きっかけ(A)行動(B)結果(C)
苦手な先輩がいるとき報告する詰められた

詰められたら、次から報告しにくくなるのが自然です

こんな感じで「先輩に報告しにくくなっている」という行動パターンの裏にも、環境の影響があります

例②:「しんどい・辞めたい」につながる場面

「しんどい」という気持ちになるのもABCで分解できます

例えば、詰められた記憶が出てきたときに、ぐるぐる考えると、しんどくなったとします

きっかけ(A)行動(B)結果(C)
詰められた記憶が出てきたときぐるぐる考えるしんどくなった

しんどくなったら、それがきっかけになって「辞めたい」という考えにもつながります

何がきっかけで「しんどい・辞めたい」につながっているのかを整理してみると、環境を変えられるところが見えてきます

例③:患者さんがナースコールを連打する場面

例えば、看護師が去ったときにナースコールを連打する患者さんがいたとします

さっき行ったばっかりなのに〜!って看護師あるあるですよね

「ナースコールを連打する」という不適応な行動(問題行動と呼ばれたりします)も、ABCで理由が見えてきます

きっかけ(A)行動(B)結果(C)
看護師いないとき
不安なとき
ナースコールを連打する看護師来てくれた
不安が減った

看護師が来て不安が減ったら、ナースコールが増えるのが自然です

ナースコールで駆けつけた看護師に要件を言わなかったとしても、「意味もないのに押した」わけではありません

「看護師が来てくれる」ことが、患者さんにとって意味あることだったりします

ナースコールの連打でしか看護師が来ないなら、連打が増えるのが自然ですよね

ナースコールを連打しなくても看護師が対応してくれる安心感があれば、ナースコールは減るかもしれません

ちゃい
ちゃい

ナースコール連打してる患者さんも、ちゃんと理由があるんですよね。責める前に”なぜ?”って考えてみると見え方が変わります!

ABCモデルを使うときの3つのポイント 

▲ABCモデルを使うときの3つのポイント

ポイント①:AとCは「直前・直後」に絞る

ABCモデルでは、行動のすぐ前・すぐ後だけを見ます

「先週のこと」「数時間後の変化」は関係ありません

「今、ここ」の前後に注目することで、行動の理由がはっきり見えやすくなります

ポイント②:Bは「具体的な行動」だけ書く

その場面で実際にとる行動を具体的に書きます

「不安になる」「やる気が出ない」は気持ちなのできっかけ(A)です

「スマホを見ない」「怒らない」は行動ではないので、「○○しない代わりに何をするか?」で考えるのがポイントです

ポイント③:問題の解決に役立つツールである

ABCモデルは、行動の理由を環境から読み解くための枠組みです

うまくいかない自分を責めるためのツールではありません

「なぜうまくいかないの?」「私が悪いんだ」と自分を責める必要は全くないです

うまくいかないのは、環境が合っていないだけかもしれません

まとめ:ABCで行動の流れがわかる!

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

行動は「きっかけ(A)→行動(B)→結果(C)」の流れで起きています

ABCに分けて整理することで、「なぜこうなるのか」が見えてきます

最初はABCに整理することが難しいと感じるかもしれませんが、使い慣れてくるといろんな問題に応用できる便利なツールです

もし「なんかしんどい」と感じているなら、ABCモデルで状況を整理した上で、環境そのものを見直すという選択肢もあります

環境と自分の関係について、詳しくはこちらの記事をご覧ください👇

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